HOME > 製品情報 > 取扱い製品一覧 > Digital iPod Amplifier iDecco
Digital iPod Amplifier iDecco
世界初！！ 高安定低ジッタクロック駆動DAコンバータ搭載真空管式ハイブリッドアンプ
iDecco 米シグナル・パス社Peachtree Audioブランド
写真のアンプは、iPodの内部からオーディオ情報をデジタルのまま取り出すことができます。 しかも、ただのアンプではありません。高機能な回路がいくつも搭載されています。 特に、DAコンバータを駆動する動作クロックのジッタには、超安定となる特許回路 が組み込まれている点は注目に値します。 デジタルオーディオの性能を決めるのは、なんといってもDAコンバータです。 ここで、デジタル信号をアナログに変換します。 DAコンバータは、これまで長い歴史の中で着実に進化してきました。 デジタルが数値の羅列であることはご存じのとおりですが、 グラフにすると階段状に情報が変化するギザギザな信号ということもできます。 文字伝送なので、歪みが入らないというメリットはありますが、 逆に硬くてなめらかさに欠けた信号ということもできます。 高価なDAコンバータは、デジタル信号の「数値」をより正確にアナログレベル信号に変換します。 最近のDAコンバータは、集積回路（IC）化が進んでいますので、１つの部品としてだれでも 買うことができる、身近な存在になりました。 しかし、ここに大きな落とし穴があります。デジタル信号を扱う技術者の多くは、 単純で、極論を好み、決めつけるタイプの人間が多くて、微分方程式でなければ 解くことのできない細かなアナログ技術を軽視する傾向があります。 階段状信号のレベルがスタティックに正確であっても、そのダイナミックな動作、 すなわち、曲線の正確なトレースができなければ、信号に歪みが生じてしまうことが 理解できないのです。 階段の高さが正確でも、切り替わりのタイミングが曖昧だと、正確な信号トレースを することができないということが本当に分かっている技術者は、 残念ながらあまり多くはありません。 階段の切り替わりのタイミングは、DAコンバータの実行クロックで決まります。 この動作クロックのゆらぎは、ジッターと呼ばれることがありますが、 すなわち、ジッターとは、電源の変動や外来ノイズ、温度や振動に起因してゆらぐ、 DAコンバータの動作クロックの不確かさのことです。 デジタルオーディオは新しい技術ではありますが、 だからこそ技術の進化も速く、階段のレベル分解能も16bitから24bitの時代へと移行してきました。 そして、ビットレート（階段の切り替わりレート）も、 44.1kHzから192kHzの時代に移行しつつあります。 CDは16bitですから、そのレベル分解能は２の16乗、すなわち、1/65,536ほどでした。 これに対して、DVD、Blu-rayなどメディアは進歩し、今や24bitの時代になりました。 その分解能は2の24乗、すなわち、1/16,777,216に達します。 6万分の一程度のレベルの時代から、 1,600万分の一の誤差が問題視される時代となりつつあるのです。 半導体技術者は、このレベル分解能を評価するために、日夜、 実験と設計を繰り返してきました。 このような緻密なレベル分解能を要求される、近代オーディオシステムにおいて、 デジタルクロックの揺らぎ（レベル分解能に対して、時間軸分解能と呼ぶ）もまた、 同様にシステムに致命的であることに気がつかなければなりません。 DAコンバータを選定しても、クロックを制御できなければ、 アナログ性能を十分発揮することができず、宝の持ち腐れとなります。 24bitの理論分解能は、概算で144dBにのぼりますが、 現時点でこれを達成できるアンプは存在していません（いや、今後も達成できないでしょう）。 実際のところ、いいところ120dB前後が実情なのです（20bit相当）。 逆に、20bit精度のDAコンバータがあれば、 クロックジッタをなくすことに注力した方がコストパフォーマンスがよいとも言えます。 実験レベルで、132dBのDAコンバータを見たことはありますが、 周辺回路の構築の方が、至難の業となります。 「半導体の性能だけでは、アンプ性能を出すことはできません。」 本当の「アナログ技術」がなければ、どんなにカタログ性能がよいアンプを選んでもだめなのです。 Dr.3のオーディオアンプは、最高のクロックジッタを誇ります。 このアンプは、1psというジッタ性能を謳い、iPodのデジタル信号は、96kHz-24bitに アップサンプリングされた上で、118dBを謳っています。
筆者が「バーブラウン」という、アメリカの高級オーディオメーカで半導体を作っていた 1990年代の最後の頃、 USBという不連続なパケット信号から、高精度なクロックをつくる技術や、 過酷な伝送経路をもつために伝送クロック自体がジッタを持ちやすい、 S/PDIFというデジタル光ケーブルから、「いかに高精度なクロックをつくるか」 に携わってまいりましたが、 当時は、その有効性についてあまり理解してもらうことはできませんでした。 DAコンバータの性能を引き出す技術として、SpAct（エスパクト）という高精度トラッキング 技術の特許をアメリカで取った時、アメリカでは筆者の設計した半導体をつかったアンプが いくつかの賞をとりましたが、日本での認識は最近になってもなおまだのようです。 SpAct技術を搭載した、 「DenDAC（でんだっく）」 というかわいい愛称のUSBオーディオシステムが売れるようになったのも、 この1、2年のことです。しかし最近、Pioneerのデジタル・メディア・トランスポート ND-S1にも搭載されましたし、もちろん、このアンプにも搭載されています。 アンプの名前は、iDecco、アメリカのオーディオメーカ、「シグナル・パス社」の Peachtree Audioブランドの製品です。
ユニークなのは、高精度に再生されたDAコンバータ出力を、真空管をつかってフィルタリング
している点です。アンプにとって最も重要なのは、初段の増幅回路になりますが、
ここに動作温度の影響を多分に受ける電流駆動のトランジスタ
（温度で特性は倍半分変わる困った素子です）を利用せず、
電圧制御の真空管を利用しています。
高精度再生信号も、拡大すれば1,600万分の一での階段状信号となっているのは、
理屈上避けて通れませんが、これを真空管を用いてなめらかに平滑化しています。
更に、パワーアンプには電圧制御のFETを採用しました。
ここは、コストパフォーマンスの観点から、巨大な真空管を利用しない点が、
またバランスのとれた設計ポリシーなのです。
Dr.3では、このオーディオセットを、３D-02 モデル、３D-08モデルともに、
販売開始いたしました。
価格
| 3D-08 スピーカシステム セット料金 |
￥577,500円(税込)
ご購入はこちら
・iDecco iPod用デジタルインターフェース付き真空管FETハイブリッドオーディオアンプ 1台 ・ボリュームコントロール付き、iPodリモコン １個 ・Dr.3の360°スピーカ3D-08 2機セット（ステレオ） ・新型高耐久性スピーカスタンド 左右2台 ・アナログD/BOX 1台（アナログ入力AUX用） ・スピーカケーブル 2mを2本（カナレ社製4S8） ・スピーカ側コネクタ 2個（ノイトリック社製スピコン） ・アンプ側コネクタ 2個（バナナプラグ） |
|---|---|
| 3D-02 スピーカシステム セット料金 |
￥336,000円(税込)
ご購入はこちら ・iDecco iPod用デジタルインターフェース付き真空管FETハイブリッドオーディオアンプ 1台 ・ボリュームコントロール付き、iPodリモコン １個 ・Dr.3の360°スピーカ3D-02 2機セット（ステレオ） ・新型高耐久性スピーカスタンド 左右2台 ・アナログD/BOX 1台（アナログ入力AUX用） ・スピーカケーブル 2mを2本（カナレ社製4S6） ・スピーカ側コネクタ 2個（カナレ社製F11） ・アンプ側コネクタ 2個（バナナプラグ） |